平成24年度特別講演シリーズ第6回を開催しました

2013年2月1日

 1月17日、松江地裁民事統括判事の河村浩判事を講師にお迎えして、第6回目の特別講演会が開催されました。河村判事のご講演は昨年に続くもので、今回の御演題は「裁判官の仕事と法科大学院」で、はじめに、裁判官の仕事の内容を民事訴訟手続きに沿って解説していただき、裁判官に必要な能力としては、法的分析能力(→要件事実論)、事実認定能力(→事実認定論)、紛争解決能力があるとして、要件事実と事実認定論について解説していただきました。
 そして、法科大学院では、物事の本質的要素を意識しつつ、制度趣旨を考え、その規範目的に照らした必要十分な要件及び効果の解釈を修得することが大事で、そのためにも授業を重視し予習復習をすること、判例学習は重要であること、マニュアル的思考は思考停止を招くとして厳に慎むよう力説されました。
 最後に、昨年度の司法試験問題の中から民法、民事訴訟法のそれぞれ小問を一つとりあげ、何が問われているのかという点から入って、わかりやすく解説していただきました。

 非常に中身の濃いご講演で、聴講生にはたいへん好評でした。河村浩判事には改めて感謝申し上げます。

写真:河村浩判事(左)、講演会の様子(右)