平成26度第4回特別講演会を開催しました

2015年1月22日

 1月20日(火)に、松江地裁の小島務判事補を講師にお招きして、「裁判官の役割及び司法試験を受験した感想」という演題で、本年度第4回目の特別講演会が開かれました。
 ご講演では、はじめに自己紹介があり、学生時代、法科大学院進学、裁判官としての任官に至るまでのことや、実際に裁判官になって判決を書くという仕事の重みを感じ、それに伴う悩みとやりがいがあること、地方では裁判官も少なく、任官して2年ながら受命裁判官制度により一人で判断することもあることや、和解の調整、強制執行手続、破産、令状などのいろいろな仕事をすることなどについてお話しいただきました。また、現在は刑事部に移られましたが、裁判員裁判によって刑事裁判のやり方も変わり、裁判官の役割も変わっていること、裁判官を目指すのであれば、社会に関心を持って、一生勉強していく覚悟が必要、と熱く話していただきました。
 後半では、司法試験の合格のためにとして、1.最低限の知識はインプットすること。その際、使うことを意識してインプットすること。2.思考の論理関係、訓練と他者の視点の重要性、3.口頭と論述の表現の段差を知ること、4.出題の趣旨や採点実感から試験を正確に知ること、ゴールから遡って求められる力を過去問で認識すること等々、いろいろ参考になるお話が聞けました。そして、条文が基本であり、基本書は条文を理解するためのものであること、道筋はいくつもあるので自分にあったやり方をつかんでほしいと聴講生に望まれました。
 当日は、司法修習生の方も2名ほど聴講に来られ、修習生の方々からも受験勉強について大変貴重なお話をお聞きすることができ、講演会に来ていた学生にとって、これからの受験勉強に大変参考になったものと思います。
 講師の小島務判事補さんと2名の司法修習生の方々に深く感謝申し上げます。
 
写真:特別講演会の様子